
自動車CO2、2012年までに20%削減
EU、違反企業に制裁金
欧州連合(EU)が
日米欧などの自動車メー
カーを対象に検討してい
る二酸化炭素(CO2)
排出規制の概要が明らか
になった。2012年まで
でに現行比で平均二〇%
削減するとの数値目標を
設定し、違反企業に制裁
金を科す。自動車各社が
CO2排出枠を売買する
業界内の排出権取引も認
める。一五年度が期限の
日本の新燃費規制より厳
格な内容で、新たな規制
に対応できないメーカー
は巨額の制裁金を科せら
れ、欧州での自動車販売
は抜本的見直しを迫られ
る。
EUの欧州委員会は十
九日にも排出規制を盛り
込んだ新法案を加盟国に
提出する。CO2の排出
規制はEU市場で販売さ
れる新車の平均排出量が
対象。十二年を達成期限
に業界全体で一キロメートル走行
あたり百三十グラム(現行は
百六十三グラム)の数値目標
を定めたうえで、各社に
重量別に削減目標を割り
当てる方針だ。排出量が
多い高級車が主体のドイ
ツの主張をいれ、車体の
重量が大きい自動車の削
減幅を緩和する。
一二年までの期限内に
削減目標を達成できない
自動車メーカーには制裁
金を科す。制裁金の詳細
はなお調整中だが、新車
一台の排出超過分につ
いて一グラム当たりで最大九十五ユーロ(約一万五千円)
という案が浮かんでい
る。
(日本経済新聞2007年12月19日より)