科学ジャーナリスト、塩谷嘉雄 (この記事は新潮社から記事提供を受けたものです)
この国では「安定した復興」とは元の黙阿弥のことを指すらしい。
政治家達の錯乱ぶりに隠れて原発と、電力会社の地域独占は何の検証も受けずに、
今まで通りそっくり継続される気配が濃厚である。福島の事故が打ち砕いた原発安全
神話に代わって、経産省と電力会社が流布するのはもっぱら「原発安価神話」だ。
火力や水力に比べ原発の発電原価が断然安いという、架空の妄想に近い数字が巾を
利かせている。評価も、監視も放棄した新聞テレビは今回も懲りずに「虚構の安価神話」
を、ただ丸呑みにして確かな事実であるかのように伝え、社会を欺き続けている。
日本経済が沈没するとすれば、その原因は原発停止による電力不足や料金の高騰など
では無く、行政と業界が一体となった利権と、強欲体質の温存が主因であろう。
〈8月14日ヤフーニュース)
私も以前から不思議でならなかったのが、原子力発電所建設前の、建設地区を懐柔する
ために使う多額の予算、地域使用料、まだ予算未計上の、天文学的数字になると言われ る使用済み核廃棄物の処理と、管理の費用。 いまだに公表されない不可思議さ。
いまだに10年以上前の「太陽光発電の発電コスト」を、新聞、テレビで使う摩訶不思議さ。
(太陽光発電と原発、化石燃料による発電所のコスト比較をする場合、太陽光発電のコスト
を、10年以上前の、高いコストで比較している。現在の正しいコストで比較して欲しい。)
一般家庭で太陽光発電を設置した場合、固定価格買い取り制度を適用すると約10年前後
で償却します。固定価格制度を使わなくても20年以内で、設備費用は償却し、その後は自家発
電の電気をタダでつかえる計算です。
電力会社から今まで通り電気を買う生活を続ければ、生きている限り、死ぬまでエンドレスの
電気を買い続けなければなりません。
太陽光発電でつくる電気は、電力会社から買う電気より、ずっと割安、比べものにならない
位安いし、二酸化炭素を全く排出せず温暖化阻止に役立ちます。
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太陽光発電のコストと、原発のコストを比べたら、同じくらいか、太陽光発電のほうがずっと安い
可能性が高いと思います。
太陽光発電、風力発電、地熱発電など自然エネルギー対、化石エネルギーの比較勝負。
※ 自然エネルギー
1、尽きることの無い、無限のエネルギー。
2、設備投資が終われば、エネルギー燃料は全くかからず0円。(設備償却は現在10年前後)
3、地産、地消。生産地から消費地までの運輸燃料コスト、0円。
4、自然エネルギーで自動車、鉄道、船舶、飛行機が運用できれば燃費、CO2激減。
5、地球の大地も、海底も、大気、空も破壊せず汚さない、本来の自然を取り戻せる。
6、二酸化炭素の排出が激減、温暖化をストップさせることができる。
7、何より素晴らしいのは、人類が生き残ってゆける可能性が出てくる。
※ 化石エネルギー
1、枯渇間近、コスト急上昇、化石燃料をめぐって争い、戦争が起こる。
2、地球の大地、海、自然環境を破壊する。CO2増大により、海面上昇、砂漠化、集中豪雨、
大洪水、大気温、海水温、の異常な急上昇、ハリケーンなどの巨大化、疫病が広がる。
3、このまま化石エネルギーを使い続けると、温暖化による第5回目の生物大絶滅に至る。
人類栄華の歴史はローマもメソポタミア文化も全て自然破壊から始まり、終わった。
人類は愚かだ、過去の事から学習しないと「今世紀で人類絶滅」は多くの科学者が指摘している。
「脱、化石エネルギー」。「脱、地球温暖化」。「脱、人類絶滅」 は今をおいてチャンスが無い。
国連「国連環境計画」によると、地球温暖化や大気汚染など、人間活動が原因の環境破壊の
2008年度、全世界の損害額は6兆6千億ドル〈530兆円)に上がり、世界の国内総生産の11%
にもなるとの、調査結果を発表した。
国連計画は現在の傾向が続けば2050年の損害額は4倍超の28兆6千億ドル〈約2500兆円、
アメリカ、中国、日本、のGDPに匹敵)余りにあがると推定、「環境対策を放置することは今後の
世界経済に大きなリスクになる。」と警告した。
このことは、今すぐ地球温暖化を止める為の有効な対策を講じないと、莫大な人的、物質的被害
をこうむり、世界経済が破綻することを意味する。
日本と世界各国の政治家も、役人も、国連の報道は見て、知っているに違いない。
なのに、責任のある政治家も、役人も声を潜めている。
将来の世界を考える政治家も、役人もいないとすれば、これから生まれてくる次代の子供達はどう
なるのか。
次代の世代に、夢や希望を引き継いでゆくのが我々大人たちの最大の責任ではないのか。
まさに日本の政治家、世界中の政治家を思い浮かべても絶望するだけだ。
リンカーンのような真に偉大な政治家が出て 世界の舵を取ってくれるのを、願い、祈るばかりだ。
