Gross National Happiness(GNH・国民総幸福度)は
1972年、ブータン国王ジグミ・シンゲ・ワンチュクが提唱した
「国民全体の幸福度」を示すインデックス・尺度です。
このGNHという指数を、国連でも、
正式に使っていこうという動きがあるそうです。
Gross National Happiness = GNH(国民総幸福度)とは
Gross National Product = GDP(国民総生産)で示されるような、
金銭的・物質的豊かさを目指すのではなく、
精神的な豊かさを表します。
日本の国民総生産(GDP)は長年、
アメリカについで、世界第2位でしたが、
2年前この地位を中国に明け渡し、第3位となりました。
そして、これまでに日本人が学んだことは、
GDPがどんなに大きくなっても、
実際にはそれが「幸せ」にはつながっていないのではないか・・・
そのようなことだったのではないでしょうか。
つまり、経済的にどんなに豊かになっても、
こころの豊かさである「幸せ度」は、別物なのだということです。
「経済的な豊かさ」と「幸せ」を同一視する考え方こそが間違いの元だというのは、
古代の哲学者たちから、マハトマ・ガンジーやダライ・ラマのような現代人まで、
みなが共通して述べていることです。
2000年に発表されたブータンの国家戦略は、
以下の4つがその柱であるとされています。
1. 持続可能かつ公正な社会経済学的発展
2. 環境の保全
3. 文化の保護と促進
4. 良い統治
そして、日本は、経済的な豊かさに反して、幸福度の順位はかなり低く、
それは、自殺者が毎年3万人以上もあることからも想像できます。
以下GNH順位を転載します。
1位 デンマーク
2位 スイス
3位 オーストリア
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90位 日本
他の先進国、G-7に加盟している国のGNH順位は、全て日本より高い位置にあり、
また「幸せの国」ブータンは8位でした。
これからの日本は、単にGDPなどの「生産」を伸ばすだけではなく、
GNH=精神的な豊かさを増やすことを、考える時期にきているのかもしれません。
大量生産、大量消費、大量廃棄の持続不可能なルーティンから脱却して、
新しいライフスタイルを創造することも必須です。
3・11は、GNHを高めていく新しいライフスタイルを創造する必要性、
そして、緊急性を、わたしたちに教えてくれました。
3・11で犠牲になった方々に報いるためにも、
これまでどおりというわけにはいきませんね。